こんにちは山本です。
先日、あべのハルカス美術館で開催されている「カラヴァッジョ展」に行ってきました。
日曜日にもかかわらず、比較的ゆっくりと作品をみることができました。
<法悦のマグダラのマリア>は白く透き通るような肌の色と、かすかな赤みをおびた唇・鼻・まぶた、しどけない表情・・・
まるで生きているようで、これを見られただけでも満足でした。
カラヴァッジョは17世紀バロック絵画の開拓者でイタリアの天才画家です。
モデルや自然を緻密に見つめた迫真のリアリズム
光と闇の強烈な明暗表現が、後世のヨーロッパ絵画に変革を起こしました。
ただ、激しい気性のため殺人を犯し、逃亡生活の末に38歳の若さで熱病となり非業の死を遂げます。
カラヴァッジョの破滅的な性質が、光と影のコントラストに浮かび上がる彼の作品を、より官能的にみせているようでした。
大阪、あべのハルカス美術館では2/16(日)まで開催されています。
音声ガイドを聞きながら絵画鑑賞はいかがですか?